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最近、鼻の下伸ばしてます?
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北海道・東川にて写真を撮って
暮らすフォトシーズン飯塚達央です。
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咲いてきました

昨日の白黒ネタがマニアックで突っ込みにくかったようなので、今日は柔らかい話と写真でいきますね。
美瑛にも桜が咲き出しました。今日は一日小雨の降る天気でしたけど、こんな日はしっとりとした情感ある桜の風景が見られます。
この様子だと、明後日頃には満開になってしまいそうです。先日27日頃が見頃ではと言ってしまいましたが、すいません。おそらく週末は聖台ダムあたりが残っているだけで、あとは終わっているかも知れません。
咲いてきました_b0053761_16481713.jpg

白樺も鮮やかな新緑になりました。ツツジも見られます。畑の緑は小麦です。この写真は美瑛に隣接する旭川市西神楽になります。
# by photoseason | 2005-05-23 16:52 | 写真

えっちらおっちら白黒現像

道南で撮った白黒フィルムの現像がほぼ終わりました。ほぼというのは、あと1回(35ミリ2本分)を残して現像液がなくなってしまったから。今日で全部終わらせてすっきりするはずだったのに・・・。

フィルムの現像ってめんどくさがり屋のボクには、気合いのいる作業だけど、自分でネガを作る作業は、うまくいった時の喜びもひとしおですね。乾燥を終えたネガを切ってファイルし、ライトボックスの上で透かして見ながら、トーンが奇麗だなとか上手くプリント出来そうだなとか思っているときが一番楽しいのかも。

トーンが凝縮されたいいネガを作るには「たっぷり露光のあっさり現像」というひとつの定義がありまして、つまりシャドー基準のオーバー目の露出で撮影して、現像時間を短めにするとフラット目のネガが出来上がり、シャドーからハイライトまで整ったプリントが焼きやすくなるという次第であります。
しかしどれくらいオーバー目にするのか、どれくらい現像を短くするのかは決まったマニュアルがあるのではなく、人それぞれという所がミソでして、試行錯誤しながらあれやこれやとやっている訳であります。ここが白黒の奥深さにつながっていくのですね。

ボクの場合は、トーンを出したいシャドー部分に露出を合わせるようにしています。カラーポジの露出と比べると2/3〜2絞り分くらいはオーバーでしょう。同じ被写体を撮るにしてもハイライト基準のカラーポジと、シャドー基準の白黒フィルムとでは露出にずいぶん差があるのです。
で、現像の方は時間的には5%ほど切り詰める程度ですが、薄めの(希釈率の高い)現像液を
使うのと、撹拌を少なくする事でコントラストを抑えるようにしています。
これは撮影するカメラ(レンズ)によっても変えるようにしています。T-MAXの場合、T-MAX Deveroperの希釈率は指定の1:4じゃなく1:5で、液温は22度、これをコントラストの弱いローライフレックス(プラナー75ミリf3.5)では5回撹拌/1分毎で7分30秒。ローライよりもコントラストの高めなハッセルブラッド(Cプラナー80ミリ)では3回撹拌/1分毎で7分30秒。もっとコントラストの高いコンタックスG(ビオゴン28ミリ)では3回撹拌/1分毎で7分で終わらせています。
このように自家現像やってるメリットとして、一応工夫してみたりしてるんですね。それがいい結果に繋がってるのかは定かではありませんが・・・。
えっちらおっちら白黒現像_b0053761_225567.jpg

ローライで撮った道南は森町の桜です。いい雲が出てくれました。露出差が大きいので、カラーポジでは飛んだり、潰れたりしてしまうのでこのフレーミングでは撮りません。これを一枚に納められるのが白黒のメリットです。
ネガからのスキャンで、フォトショップで若干調整しています。実際の暗室作業では、フォトショップのようには調整できませんから、やはり焼きやすいネガを作る事が重要なんですね。
えっちらおっちら白黒現像_b0053761_23353379.jpg

今回現像した中に5/5日の美瑛川の写真もありました。まだ冬っぽいです。これなんかも白黒向きの風景でしょうね。こちらはハッセルです。
# by photoseason | 2005-05-22 23:02 | 写真

美瑛・丘の様子5/20

昨日の嵐のような天候から一転、久しぶりの青空が広がりました。昼頃には暖かいを通り過ぎて暑いくらいに。「暑い」なんて言葉を使うのはいつ以来だろう?
夜になってもストーブいらず。去年の秋以来のことです。

さくらのの「さ」の字もなかった美瑛ですが、今日旭川の動物園のある旭山に行って来たら3分咲きになっていました。明日からしばらく好天が見込まれることから一週間後の27日頃には美瑛も満開となることでしょう。それにしても遅い開花です。平年の10日遅れくらいです。でも5月中に咲いてくれそうでホッとしました。
農家さんも遅れを取り戻すのに大忙しのことでしょう。
美瑛・丘の様子5/20_b0053761_21193599.jpg

車のCMにぴったりの場所ですね〜。美瑛に隣接する旭川市になります。
# by photoseason | 2005-05-20 21:21 | 美瑛・丘の様子

戻ってきました

昨夜、道南方面の撮影・取材から戻ってきました。
カラー・モノクロ35ミリ、ブローニー合わせて35本の充実した旅になりました。予想外の面白さに途中でフィルムを買い足したのですが、それも使い切って帰って来たような次第であります。
1日目:太平洋側の長万部から日本海側の熊石町まで、ほぼ移動のみ。
2日目:北前船と江差追分の江差町から、北海道唯一の城下町と桜の松前町まで。
3日目:千代の富士の故郷と青函トンネルの福島町から函館へ。
4日目:雨の函館(下町)散策。
5日目:早朝の大沼公園と森町の見事な桜の公園で完全燃焼。400キロをひた走り帰還。

これまで道南にはあまり足が向かなかった。単純に遠いということもある。美瑛は北海道のほぼ中央にあるのに松前までいくと450キロくらい距離がある。それ以上に北海道らしさがない中途半端な場所という認識を道南に持っていて、わざわざいくところではないと思い込んでいた。今回ゆっくり回ってみて感じたのは、たしかに北海道らしくはないのだが、北海道らしからぬ魅力があるのが良く分かった。道南の印象を以下に。

・気候・自然面
海の影響で温暖でのどかな感じがする。同じ津軽海峡を挟んでいるのに、青森県側は演歌の世界で、北海道側は南の開放的なイメージがするので不思議。
桜が見事。特に森町の桜は素晴らしかった。木がおおきいし、枝振りもいい。北海道で一番いい場所に思える割に、人が少ない。(もっとPRすべき森町さん)
木の植生も美瑛とはまるで違う。カラマツがないし、かわりに杉が生えている。ブナをはじめ、広葉樹が多い。
・景色・住環境面
鹿部・砂原・森町あたりは駒ヶ岳が丸見えで、おまけに海がすぐ近く。その海の向こうには噴火湾をはさんで室蘭まで見渡せ、遠くには白い山の峰が続いている。こんな景色はここにしかない。広葉樹に覆われた分譲地には移住者が多く暮らしているようだ。温泉も多く、のんびり暮らすにはなるほど最適な場所だと思った。老後にここに来るのもいいかも。
これといって見所はないのだが、ドライブしていて景色が非常に目に優しい。
・歴史・文化面
北海道が初めて街らしく繁栄したのが江差、松前、函館で江戸時代に北前船で大阪や北陸と行き来があった。美瑛を初め北海道の多くの町が開拓100年ちょっとというのに比べると圧倒的な歴史を有する。古い建物も多く残っているし、古い物を大切に残そうという意識も感じる。江差追分という独自の文化芸能も未だに盛んに行われているし、神社仏閣も多く、お祭りも相当賑やかに行われているようだ。
「浜ことば」と呼ばれる方言があって、北海道唯一の方言のように感じる。松前の食堂でおばさん二人の会話はほとんど聞き取れなかった。函館の若い方もイントネーションが明らかに違っている。東北的なのか、それとも北前船で北陸から移住して来た人が多いので、そっちの言葉なのかも知れない。
・函館について
これまで何度か行った事があるのだが、今回地元の写真仲間のかたに教えてもらって、下町を散策してみた。そこには古い町並みと、人情味溢れるような雰囲気が感じられた。観光地の華やかなイメージとは違う空間が存在していて、撮り歩きながらわくわくしてくる町だった。ちんちん電車がガタゴト走り、坂の下には海が広がるところです。
倉を改造したおしゃれなカフェなんかも点在し、店内にはエリオット・アーウィットなんかの白黒写真集が無造作に置かれてあったり、壁がギャラリーになっていたり、楽しい空間だった。旭川は函館より大きな町だが、こんなカフェは一軒もない。街を散策に来る観光客が多いのも、こういうおしゃれな店を維持させている一面だと思うが、人口30万の街でこのレベルの高さはなんだろうと思う。

とまあ、書いていてまとまりがつかなくなって来たのだが、今回の撮影行で道南には非常に好印象を持った。また続きは折を見てお話しして行こうと思います。
写真の方は、これから現像してスキャンしてまでしばらくかかりそう。白黒現像は12クール分あるので、3日間はかかる計算です。
戻ってきました_b0053761_1065412.jpg

今回、デジカメはほとんど出番無し。
# by photoseason | 2005-05-17 10:08 | 写真

モウ〜、いやんなっちゃう

モウ〜、いやんなっちゃう_b0053761_20495048.jpg

今日も寒かった。寒い美瑛を離れ、明日5/12日より5/16日まで道南方面に取材・撮影に行ってきます。松前、江差、函館あたりをうろうろと。JRの連載向けの駅前の懐かしい商店、城下町松前の町並みと桜、春らしい感じなんかが撮れたらいいなと(撮れなきゃ困る)思って出かけてきます。久しぶりの長期取材ですが下調べ・予備知識ゼロの行き当たりばったりでどうなる事やら。1泊くらいは宿に泊まって温泉入って、旨いもんでも喰いながらビールを飲みたいと願ってますが、あとはビンボー車中泊の旅です。
北海道に移住する前に放浪の旅をしていた頃を思い出します。あの年は100泊くらいは車で寝ていたことになるのかなあ?動くリビング&寝室でしたから。
お仕事関係の方、お急ぎの用件は携帯電話にお願いします。
それでは。
# by photoseason | 2005-05-11 21:07 | 日々の暮らし